鳥海ダムの目的 – 文化の保護

法体の滝・赤田の大仏・竜ケ原湿原などの文化保護

子吉川と鳥海ダム
Koyoshikawa and Chokai Dam

秋田県南西部を流れる子吉川は、鳥海山の豊富な雪解け水を集め、日本海へと注ぐ一級河川です。春から初夏にかけては雪解け水や梅雨の大雨により水量が急増し、これまで幾度も流域に被害をもたらしてきました。その治水対策の要として建設されたのが、鳥海ダムです。

鳥海ダムの目的 文化の保護

子吉川

ダム建設にあたっては、地域に受け継がれてきた歴史や文化、暮らしへの配慮も欠かせません。
そのため、ダム事業では、計画段階から地域住民や関係機関と連携し、文化財や史跡、伝統行事などの調査・保存・継承に取り組んでいます。 必要に応じて、文化財の移設や記録保存、地域の歴史を伝える展示・情報発信を行い、地域文化が将来へ引き継がれるよう配慮しています。

また、ダム周辺では、地域の歴史や自然を学べる学習の場や交流の拠点づくりを進めることで、ダムを単なる治水施設としてではなく、地域の記憶や文化を伝える場として活用する取り組みも行われています。

ダムは、人々の安全と暮らしを守ると同時に、地域の文化や歴史を尊重し、未来へつなぐ役割も担っています。

由利本荘市の主な史跡・遺跡・文化財

  • 法体の滝

    法体の滝(ほったいのたき)

    由利本荘市にある法体の滝は、子吉川上流に位置する落差約57メートルの名瀑で、日本の滝百選にも選ばれています。鳥海山系の豊かな自然に囲まれ、春の雪解け水や夏の新緑、秋の紅葉など四季折々に異なる表情を見せます。迫力ある水の流れと美しい景観が調和し、多くの観光客や写真愛好家を魅了する名所です。

  • 本荘城跡

    本荘城跡(ほんじょうじょうあと)

    由利本荘市にある本荘城跡は、戦国時代に築かれ、江戸時代には本荘藩六万石の居城として栄えました。城は亀田藩主岩城氏の拠点で、市街地を見下ろす高台に位置しています。現在は公園として整備され、土塁や堀の一部が残り、春には桜の名所として多くの市民や観光客に親しまれています。

  • 赤田の大仏

    赤田の大仏(あかたのだいぶつ)

    由利本荘市赤田にある赤田の大仏は、江戸時代に建立された高さ約9メートルの木造坐像で、地域の信仰の象徴として親しまれています。長い年月により風雪にさらされながらも保存が続けられ、現在は国の重要文化財に指定されています。穏やかな表情が特徴で、訪れる人々に安らぎを与える名所です。

  • 竜ケ原湿原

    竜ケ原湿原(りゅうがはらしつげん)

    由利本荘市の竜ケ原湿原は、鳥海山の山麓に広がる貴重な高層湿原です。ミズゴケが発達し、ワタスゲやモウセンゴケなど多様な湿原植物が生育しています。四季折々で表情を変え、特に初夏から夏にかけては花々が咲き誇り、自然観察や散策の場として親しまれています。周囲の豊かな森林とともに、生態系の保全上重要な地域です。

  • 本荘郷土資料館

    本荘郷土資料館(ほんじょうきょうどしりょうかん)

    由利本荘市の本荘郷土資料館は、本荘城跡内に建つ歴史資料館で、郷土の歴史や文化を紹介しています。本荘藩や城下町の歩み、民具や古文書などを展示し、地域の暮らしの変遷を学ぶことができます。館内からは市街地を望むことができ、歴史と風景を同時に楽しめる学びの場として親しまれています。

鳥海ダムの目的
Purpose

鳥海ダムは、水の恵みを活かしながら、自然と人が共に歩む未来を目指しています。
防災、生活、エネルギー、環境のすべてを支える、地域の基盤となるダムです。

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