鳥海ダムの目的 – 環境

鳥海山含む子吉川流域の自然環境の保護

子吉川と鳥海ダム
Koyoshikawa and Chokai Dam

秋田県南西部を流れる子吉川は、鳥海山の豊富な雪解け水を集め、日本海へと注ぐ一級河川です。春から初夏にかけては雪解け水や梅雨の大雨により水量が急増し、これまで幾度も流域に被害をもたらしてきました。その治水対策の要として建設されたのが、鳥海ダムです。

鳥海ダムの目的 環境

子吉川

地域の安全と、自然の未来を両立するために

山形県・秋田県にまたがる国定公園に位置する出羽富士とも呼ばれる独立峰・鳥海山は日本海から直接立ち上がる独立峰であり、鳥海ダムはその裾野よりさらに下流側に位置し、子吉川上流の谷部に計画されているダムです。
鳥海ダム周辺は、東北日本海側を代表する多様で原生的な自然・生態系と、山岳信仰に支えられた文化景観を併せ持つ地域であり、ダム計画では極めて高度な環境配慮と社会的合意形成が求められてきた場所でもあります。
鳥海ダムは、洪水から地域を守り、安定した水利用を支えることを目的とした事業です。
同時に、周辺の豊かな自然環境と共生し、次世代へ引き継ぐことを大切にしています。

水の流れから見た鳥海ダムの位置関係

鳥海ダムは、鳥海山の象徴的な山体・信仰・景観の核心部から距離を置いた子吉川上流の谷部に計画され、鳥海山そのものをせき止める構造ではありませんが、鳥海山系の水を調整する役割を担う位置にあります。

鳥海山に降った雨・雪の流れの図

※本イラストはAIによって生成されたイメージです

環境への配慮を最優先にした取り組み

1継続的な環境調査の実施
ダム周辺の自然環境への影響を把握するため、動植物や水環境などの調査を継続的に実施します。 調査結果をもとに、環境への影響をできる限り抑える対策を検討し、事業に反映していきます。
2生態系に配慮した計画
河川に生息する魚類や水生生物など、多様な生きものの暮らしに配慮し、河川の連続性や生息環境への影響を抑えるための施設計画や保全対策を検討します。
3工事による環境負荷の低減
工事に伴う濁水、騒音、振動、粉じんなどを抑制するため、環境負荷を低減する施工方法を採用し、周辺環境への影響を最小限に抑えます。
4景観との調和
鳥海地域の自然景観との調和を大切にし、周辺の緑や地形に配慮したデザインとすることで、地域の風景になじむダムづくりを目指します。

鳥海ダムの目的
Purpose

鳥海ダムは、水の恵みを活かしながら、自然と人が共に歩む未来を目指しています。
防災、生活、エネルギー、環境のすべてを支える、地域の基盤となるダムです。

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